- Notes d'étude de fleurs -
花の勉強ノート
色の選び方について

色の選び方について、少しお話しようと思います。
一番失敗がないのは同系色で集めることです。

もちろん、グリーンがまず入りますよね。


そして、お花の色ですが、ピンクを入れるなら、近い色で、赤や紫を入れるということ。

下の図は色相環といいます。
近いというのはこの色相環で隣り合った色のことです。

-色相環-


絵具でイメージしていただきたいのですが、ピンクを作るときって、赤に白を入れますよね。
だから、同系色となります。
また、ピンクには青の要素も入っています。
なので、赤と青の間の紫も仲間です。

逆に、黄色はどうでしょう?
真反対ではないですが、対照的といえる色ですよね?
なので、ピンク(赤)と黄色はあまり相性がよくありません。

ここに、元々赤の真反対の緑がお花にはつきものですので
ここに黄色が入るとなんだか落ち着かない色になってしまいます。

ただし、どうしても黄色を入れたいとき。
それは明度の高い黄色を入れるといいんです。
明度とは、簡単にいうと色の濃さなのですが、ひとえに濃さと言われてもピントこないと思います。
そこで、黄色を例にとって、濃度の変化をご紹介しましょう。

明度が高いほど、明るい色に、明度が低いほど濃いい色になっていくのがわかると思います。

こんな感じで、色を選んでいくと失敗しないと思います。
これが、デザインの色の基本になります。

そして、アレンジメント全部を100%として、使う色をパーセントで見ていくのも、
とてもいい方法です。
デザインをするときは、これをカラーチャートといいます。

上のアレンジメントのカラーチャートはこんな感じです。

こうやって、色を可視化して並べてみると、全体をみても綺麗ですよね。

ぜひ、お花を選ぶときには
上の図の色相環と明度を頭の片隅にいれて、なんとなく、カラーチャートを作ってみてください。
きっと、「わたしってセンスある!?」と思えるお花の取り合わせになると思いますよ!

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